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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
逃亡⑬
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「……何しに、来たんだよヤス兄っ/////」
ぐいっと胸を押すと、唇が離れて、優しい瞳が俺を見つめる。
「弟さん……?」
「え~可愛い~……っ///」
「会長様あんな顔するんだ~////」
……注目度が半端ないっ!!
こんなところで額にキスされたの俺ッ!?
「あ、空秀のお兄さん。」
また飲まれてしまっていたのか、槊がひょい、と人混みの隙間から顔を出す。
「槊じゃないか、しばらく見ないうちにデカくなったな。」
ヤス兄によしよしと頭を撫でられて、槊も満更ではないご様子だ。
「いやいやそんな~////」
デレデレとしてぽっぽと火を噴いている。
何だよ……
俺だけ撫でとけばいいのに……
──って、何考えてんだ俺は……!
──突然、ぎゅ、強く抱き締められた。
ヤス兄の胸に口元が埋まって、鼻はいい香りに包まれる。
きゅんきゅん言う胸を抑えるみたいに、ヤス兄の胸のシャツを握った。
恐る恐るヤス兄に目を向けると、
──鼻血を垂らしてハァハァしていた。
「ぎゃあああああああああああッ!? 血、血……!? ヤス兄血……!?」
「え、ああいいよ止まんないから。」
「意地でも止めてよッ!?」
鼻を摘まむと、その手を引き寄せられて、ちゅ、と指にキスをされた。
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