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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け③
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『シュウ、シュウッ!! 開けてくれ……!!』
「ヤス兄……?」
『大丈夫か!? 平気かッ!?』
……えっと、何が…………?
「すみません先輩、ちょっと行ってきます……。」
離れようとすると、ぎゅ、と抱き締められる。
「へ、あの……っ////」
「……だめ。」
「え、や、でも……このままじゃ扉が……」
──蹴破られる……。
『シュウ、何かあったのか、無事なのか……!? 返事してくれ……シュウ……っ!!』
ヤス兄の声が震えている。
泣きそうな声で俺を呼んでいる。
それなのに俺は、先輩に抱き締められてドキドキしている。
『シュウ、嫌だ……シュウ……!! 返事して……!!』
──ああ、ダメだ……っ!!
先輩の胸をぐいっと押して、「すみません。」と扉へ駆けていく。
すると、手を握られて、壁にドンッと押さえ込まれて、逃げられなくなってしまった。
「せ、先輩、ヤス兄が……」
呆気に取られたまま、少しずつ言葉を紡ぐと、先輩が眉を寄せて見つめてくる。
少しずつ、顔が近づいてきている。
「せ、先輩…………?」
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