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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け④
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唇に、先輩の吐息が掛かった時だった。
『シュウ……っ』
──キスは、ヤス兄じゃないと嫌だ……
「や、やめてください……!!」
反射的に先輩の胸をドンッと押すと、
ドッガアアアアアンッと、図書室の扉が吹っ飛んで、机や椅子がなぎ倒される。
「え、あ……」
先輩は平気を装って笑っているが、頬がひくついて顔が強張っているのが分かった。
驚いてるんだな、呆れてるんだな、うん。先輩、俺もですよ。
「シュウ……!! シュウ、シュウ……っ!?」
ヤス兄は今にも泣きそうな顔をして、必死になってキョロキョロと辺りを見回している。
先輩はさっと俺から離れて、ぴゅ~ぴゅ~と口笛を吹く。
「シュウ……っ」
俺を見つけて、俺の元へ駆けてくると、ぎゅ、と優しく抱き締める。
「良かった……」
──うわうわ、うわ……っ/////
ヤス兄の安心しきった優しい声に、急にぶあああっと体温が上昇する。
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