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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
高熱⑮
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「お前は全身臭くてぶち殺したいほど低脳だな。俺の言うことを黙って聞いときゃいいんだよ。
本当は今すぐギッタギタにしてやりたいが、俺の愛する弟が可愛くて可愛いえっちバカ///」
「え、何?」
──う、うるさいっ!/// さっきのは事故だっ!
ぽこすか胸を殴ると髪にすりすりと頬擦りしてくる。
も、もぅ……何してんだよ……///
「お前をぐっちゃぐちゃにミキサーしてしまったら俺の大事な弟が悲しむから仕方なく我慢してるだけだ。
俺の弟に感謝──いや崇拝しろ。」
やめて恥ずかしいからやめて……っ!///
つうかさっきら先輩に対して酷い言い様……!
「──んー!!」
何か言おうとすれば、ぎゅっと胸に押し付けられて何も言えない。
「──はあ……? 結局お前は何が言いたいんだよ……?」
「例え恋愛感情の〝好き〟であっても、気持ち悪いなんて言われて傷つかないとでも思ってるのか、この愚図めが……。」
……っ、
ヤス兄……。
胸が締め付けられて、息苦しくて、気持ちが悪い。
ヤス兄のシャツを握って、彼の心臓の音を聞いて、
周りの音を聞かないようにした。
速くて、大きくて、安心する音だ。
──……ヤス兄、やっぱり、心配してくれてた……。
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