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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け⑦
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「お、おう……?」
「…………ちっ」
「オイ」
ヤス兄のことをじっと観察していると、先輩がくしゃくしゃっと頭を撫でる。
「やめてください。」
「やだね~」
……うう、心臓壊れる…………。
「ほらほらいちゃついてないで早くしろ。」
ヤス兄はぐいぐい俺達を押して、図書室から追い出した。
直ぐ様、外れた扉を器用に直して、俺達に手を振る。
「や、ヤス兄……っ」
ピシャリと扉を閉じられて、伸ばした手は置いてきぼりにされてしまった。
「……ヤス兄…………。」
扉にぺたっと掌を押し付ける。
この扉の向こうで、ヤス兄は今、どんな顔をしているのだろうか。
「迴場、早く行かねぇと……」
「……はい。」
扉の前から退けずにいると、先輩が扉に手をかけて、ガラッと勢いよく開けた。
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