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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
口付け⑰
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──先輩、そんな質問しなくていいです……。俺そんなの聞きたくない……。
「ああ。無理矢理。わんわん泣いてた。かなりやり過ぎたからなぁ……。
俺もガキだったから歯止めが利かなかったんだよ。
たぶんトラウマになってるかもしれない……。」
ま、待ってよ……。
「……歯止め、って…………?」
──……ガキだったからって……?
え、つまり、ヤス兄は槊に欲情したってこと……?
やだ。
いやだ、いやだいやだ。
いやだ……。
──もう否定する暇もないくらい、兎に角凄く凄く嫌だった。
ヤス兄の手をぎゅっと握ると、再びよしよしと頭を撫でられる。
目を軽く伏せて、口角をふにゃぁと上げた。
愛でるように優しい瞳でこちらを見つめてくる。
「噛まれて血ぃ流してんのも気づかないでずっと押し付けてたからな……。
全身拘束して逃げられないようにしてたから、抵抗できなかったんだよ。」
「……お前にキスされるなら喜びそうだけどな……?」
先輩がじぃ~っとヤス兄を見つめて、はっと息を呑んで顔を真っ赤にする。
「べ、別にお前にキスされて嬉しい訳ではなくて……!!」
「ん? 俺じゃねえよ?」
「「え??」」
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