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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
先輩⑩
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校舎裏の杉の木と言えば夕方は告白スポット、朝と夜は肝試しスポットで有名だ。
「昨日言われたんだけど忘れてた。」
「マジか……本読みたいのに……。」
「どうせ告白だろ。すぐ終わるよ。」
「それフレって言ってんの?」
「付き合いたいなら別だけど?」
「ないな。」
俺先輩が好きだし。
ちら、と見てみると、眉間にシワを寄せてチャラ男が不良の風格になってしまっていた。
……また不機嫌に……。
どうしたんだ先輩。もしかして槊のこと嫌い?
「お前モテんの?」
「え、いや、そう言う訳じゃ……」
先輩の質問に怯んでいると、槊が抱き締めたまま睨んでくる。
「嘘つけ、前田杏に告白されたら学年制覇だぞお前。」
「え、マジで?」
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