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彼女持ちのせんぱいに恋してるのに兄と幼なじみに猛アタックされてます。
先輩⑪
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いつの間に……。先輩のことばかり考えてるうちに学年制覇になってしまっていたのか。
いや意味分からんけど。学年制覇ってなんだよ。
「モテすぎだろ。そりゃこんな顔してたらな。」
先輩が横目で俺を見ながらふぅ……とため息をつく。
そんなに見ないでほしい。
恥ずかしくて、俺は俯いて先輩の視線から逃げた。
「あ、ちなみに俺が告白したら男女ともに学年制覇だな。」
「は、はぁあ!? お前以外の男子全員こいつのこと好きなのか!?」
「そう言うことになりますね~」
にへらにへらと笑って、俺に頬擦りしてくる槊。
「……まあ俺も空秀のこと好きだけど……。」
──ボソ、と先輩に聞こえない程度で耳元に囁かれた。
……へ、へ!? ////
い、今こいつ、俺のこと好きって……!
背中に密着する槊の胸から、ドクドクと心臓の鼓動が伝わってくる。
鼓動が速い。
身体が熱い。
〝好き〟と言われた瞬間、
俺の胸の鼓動も速く鳴り出して、
後ろの熱い体温にドキドキしてしまう。
妙に意識してしまって、俯いたままでいると、唇を親指で撫でられた。
「ん……///」
先輩がボーッと空を眺めている間、槊は口の中に親指を入れてくる。
「しゃぶって……」
と、耳に囁いた。
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